7年来ていなかった場所【人と防災未来センター訪問】

June 28, 2018

お久しぶりです。

西表で夏バテ気味の宮本です。。

実は先月末から今月頭にかけて関西方面に帰ってました。

用事があって行ったのですが、思いのほか時間が余っていたので、阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センターを訪れました。

今日はそこで感じたこと、思った事を徒然なるままに。

 

 

正直な話をすると、最寄駅からセンターに向かう途中の足取りはとても重かった。

自分自身が震災の経験を語り継ぐ活動をしていながら、センターを一度も訪れていなかったから。

阪神淡路大震災という私が生まれる2年前に起きた大災害は、間違いなく日本中の防災意識に影響を与えています。

そして、その大災害から学んだことは間違いなく2011年に起きた東日本大震災でも生かされていた。

神戸の人たちが繋いだ経験が私たちの糧になっていたのに、私はセンターを訪れられていなかったのです。大学2年間を徳島というすぐ隣で過ごしていたのにも関わらず。

「東北を伝えている自分は、神戸を、熊本を、或いは他の多くの被災地にどれだけ耳を傾けられていたのか。」

そんな情けなさと自らへの悔しさがこみ上げてきて、重い足取りのままセンターへと向かいました。

しかし、過去を悔やんでも変わらない。

それに訪れたからには多くのことを吸収していきたい。

訪れる前から、これだけの想いを抱えるとは自分では予想外でしたが、より強い思いでセンターへ足を踏み入れました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

センターは西館と東館に分かれていて、受付は西館の1階にあります。

平日だったこともあってか人は疎ら。荷物は無料ロッカーに預けられて、身軽に館内を歩けました。

まずは4階までエレベーターであがり、誘導に従って最初の部屋へ。

 

①1.17シアター「5:46の衝撃」

阪神淡路大震災のすさまじさを大型映像と音響で体感できる場所です。

始まった瞬間鳥肌が立った。

私は震災を伝えるには様々な手段がある中で、トラウマに近くなるくらいの衝撃的なものというのは大きな役割を持つと考えています。(勿論、考慮すべき点を含めて)

でも、それは様々な弊害があって難しいのではと考えていました。

しかし、これはまさにそれでした。はっきり言って、人によってはトラウマになってもおかしくないものでした。

それぐらい衝撃的でしたが、自然災害への恐れというのは植え付けられる展示だと思います。

 

②震災直後のまち

震災直後の街並みをジオラマ模型でリアルに再現されています。

①の映像を見てから、そのまま誘導された先にあるので、よりリアルに感じる部分がある展示でした。

ここまでは正に肌で感じる展示でした。

 

③大震災ホール「このまちと生きる」

こちらは復興に至るまでのまちと人を、課題とともにドラマで紹介されていました。

前2つの展示と違って雰囲気が明るいものです。災害直下の悲観的な雰囲気から、復興への転換をあらわしている展示にも感じました。

 

④3階「震災の記憶フロア」

阪神淡路大震災のあらゆる記録・記憶が展示されています。

映像や実際の資料とともに、阪神淡路をより広い視野で取り上げている印象でした。

またその情報量は凄まじく、改めて大震災と呼ばれる被害の規模を感じました。

 

⑤2階「防災・減災体験フロア」

災害について学ぶことができるエリアです。

小中学生でも理解しやすい展示や災害について知ることができるボードゲームも多数用意されていました。

4階、3階のエリアはなかなか他では表現しにくい独特のものですが、この2階の展示は他の地域やイベントでも利活用できるものが多く、特にボードゲームなどは様々な現場に広げていけたらと思えるものです。

 

つぎからは東館へと変わり

 

⑥3階「いのちの星の奇跡」など

こちらのフロアは防災学習パソコンなどもありましたが、いのちの星・地球に関するアート的な展示と自然の恵みと災いは裏表であることを伝える展示が主でした。

西館は情報量が多く、一気に阪神淡路大震災を知ることができるので、このフロアが一度小休止となる面もあるかと思います。

 

⑦1階「こころのシアター」

こちらでは3Dドキュメンタリー映画が視聴できます。

現在は『大津波 THE 3.11 未来への記憶』ということで、館内で会ったスタッフに「東北から来たならぜひ見にいってください」と何度か言われました。

内容は見にいって下さるのが一番ですが、やはり人それぞれの経験したこと、感じたことは違っていて、ひとりひとりの震災があるんだなと感じました。

 

 

センターの展示は以上でした。

 

正直、ここまでの情報量だとは思っていませんでした。

最初は来れていなかったことを悔やんでいましたが、見終わった後には来ていなかったことを後悔しました。

「行かなきゃいけない」という受け身な姿勢ではなく、「行きたい」という能動的な姿勢。

防災、減災を学ぶにはこれが大事なことを改めて思い出しました。

自分自身も気負っていた部分があった気がします。

 

そして、改めて一人一人の震災という部分に想いが寄せられました。

ビートたけしか誰かが言っていた「東日本大震災は2万人が亡くなった1つの事件ではなく、1人が亡くなった2万件の事件。」といった言葉。

本当にその通りだと思います。

人の数だけ、或いは経験の数だけ、大震災というのはあるような気がしてならないのです。

 

 

7年目で、たくさん想うことはありましたが、やはりこのセンターに来れてよかったです。

 

最後になりましたが、このセンターを作られた方、それに携わった方、そして神戸の復興に尽力したすべての人に敬意を表します。

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