震災前後を見比べて

April 8, 2018

 実家のパソコンのフォルダを整理していましたら、震災前後に自分が撮った写真がいくつか出てきました。

その中で前後にほぼ同じ地点にて撮影された画像が上のものです。

 

東松島市を流れている定川(2級河川)は矢本二中の学区を縦断するように流れ太平洋に流れ込みこみます。

その堤防にはサイクリングロードが作られ、サイクリングや散歩に使われ、日々市民の憩いの場として使われていました。

 

写真の地点は海岸線からおよそ2km。

震災前にはキレイに整備されていましたが、震災後には跡形もなく消え去りコンテナや車、がれき等が大量に流れ込んできています。

堤防がまるごと流されているところもあり、震災前からよく利用していた自分としてはかなり衝撃的でした。

 

薄れていた記憶が写真によって取り戻されることも少なくありません。

何事においても言えますが記録は記憶を補完するものとして非常に重要な役割を果たすと思います。

震災伝承においてもそうで、語り部や経験談といったものは大切で多くのことを教えてくれますが、同時にデータや情報を記録していくことも同じくらい大事です。

 

個人的な考えとしては、そういった記録は被災経験がある人が震災を学ぶ時に有効であると考えます。

被災地にいるとどうしても震災を主観的に捉えがちで、分かっているようで分かっていないことが増えていく気がします。

対して被災経験がない方は被災地の現状を客観的に捉えることができると思います。一方で経験という部分は欠けているので体験を伝え聞くというのが必要だと思います。

 

そういった特性(もちろん、これ以外にも様々な役割はあるでしょう)を考えると、やはり記録と記憶をそれぞれ重要視して後世に伝えていきたいと思います。

 

さて、そんなサイクリングロードですが、現在は堤防整備の工事が進められています。

完成はまだ先になりますが、またこの川沿いを歩ける日が待ち遠しいです。

 

 

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